【あれから5年】人工股関節置換術の手術当日を思い出してみる
パリッと糊のきいた手術着を着て車イスに乗り込む。
40代に突入して人生初の車イスの乗り心地は、緊張して覚えていない。
緊張した大男を乗せた車イスを押してくれる看護師さん
傍には妻
「じゃあね、頑張ってね!!」
と妻に送り出され、わたしは手術室に入る・・・。
わたしが【人工股関節置換術】の手術を受けて、5年が経過しました。
この記事では、わたしが5年前に受けた【人工股関節置換術】の当日の様子を書いていこうと思います。
- 人工股関節の手術を受ける予定のある方
- 医者から人工股関節の手術を勧められている方
- 手術の予定はないが、身内や知り合いが手術を受ける予定のある方
こちらの方にとって、少しは参考になるかと思いますのでぜひ読んでみて下さい。
当日のことを思い出しながら、なるべく忠実にお伝えするつもりですが、なにせ5年も経過してしまいました。
うろ覚えのこともありますので、ご了承ください。
手術当日の朝
手術前日に入院手続きを済ませて、病室へ案内されました。
翌日の手術の時間まで、ただただ緊張してソワソワするだけ・・・。
術後の予定と入院中のスケジュール表を、多分50回は読んだかなw
完全なる寝不足
「ソワソワしていた割にはよく眠れた!」
・・・とはいかず、ちゃんと眠ったのかよくわからないまま朝になり
「おはようございます!どうですか?眠れましたか?」
「ええ、たぶん・・・」
そんな感じ。
緊張と不安で睡眠どころではなかったのが実情です。
手術までの準備
前夜は確か早めの夕食だったかと思いますが、ほとんど食べられなかったと記憶しています。
そんな状態ですが、手術前までに排便を済ませるように言われました。
「済ませろと言われても、出るものが出ない・・・」(汚くてスミマセン)
もし出なかったら浣腸しましょうね!!
笑顔で言われたのだが、恥ずかしいので何とかそれだけは避けたいところ。
病室内を歩き回って何とか便意を期待したのですが
「スミマセン・・・やっぱり出そうにないので浣腸お願いします・・・」
いざ手術室へ
緊張MAX!!
時間になると看護師さんが改めて迎えにきてくれます。
車イスに乗り込み、看護師さんに押してもらい手術室に向かいますが、この時には緊張MAX!!
傍には妻がいたので、手を握りたくなったのですが我慢・・・。
手術室に入ると
「待っていました」と言わんばかりに、看護師さん方が待機しています。
お名前をお願いします
タカシー→と申します
よろしくお願いします・・・
着ている手術着を脱いで手術台の上に乗るように言われますが
手術台って意外とせまい!!!
背中にズン!
手術台に乗るとすぐに硬膜外麻酔を打つために、横向きになって丸まります。
「ズン!!」
という何ともいえない感覚が背中にありますが、痛みはありません。
硬膜外麻酔が終わったところで、いよいよ眠る麻酔が始まります。
いよいよ麻酔が始まる
では、これから眠くなる薬が入ります
眠っている間に手術は終わりますからね!!
「もし麻酔が効かなかったらどうしよう・・・。麻酔がなかなか効かない人っているのかな?」
本当に緊張していたのだと思いますが、こんな不安がよぎりました。
ですが、そんな心配をよそに次に聞こえてきた声は
「終わりましたよー!!問題なく成功しましたからねぇ!!
奥様が外で待っていますよ」
手術直後の生活
麻酔がちゃんと効くのかな・・・なんていう心配をしましたが、そんな心配をしてからの体感時間は3秒くらいです。
気がついた時には、お医者さんから声をかけれて起こされました。
2時間弱ほどガッツリ眠ったまま、わたしの左脚の手術は終わっていました。
だんだんと戻る意識
ボーッとしている横で妻に話しかけられた気がするが、ほとんど覚えていない。
術後の痛みなどは全くないが、何やら足元でプシュープシュー音がしており
同時に脚に血圧を測るときのように何かが巻かれて、定期的に締め付けられる。
それが何かというと、術後の血栓防止のフットポンプというもの。
弾性ストッキングを履いて、その上からフットポンプを巻いて定期的に加圧と減圧を繰り返します
これが確か、ベッド上での安静期間(確か丸2日くらい)が終わるまで続いたと思うのですが、就寝中もなので結構しんどかった・・・。
1人での寝返り禁止
もう1つきつかったのが
『1人での寝返り禁止令』
これが本当にキツくて、1番しんどかったかも。
要は術後間も無くは安定していないので脱臼の危険性があるとのこと
なので、寝返りをうちたい時はその都度ナースコールで看護師さんを呼んで補助してもらいながら寝返りをうちました。
なかなか寝付けなくて腰も痛くなるので何度も何度も寝返りをうつのですが、何度も看護師さんにきてもらうので申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
「何度も悪いなと思うかもしれないけど、気にせず何度でも呼んでもらっていいですからね!!」
とはいえ「何度も悪いな・・・」と思ってしまうが、一晩で10回くらいナースコールをポチってしまった。
思い返してみると手術の恐怖はゼロ
手術直後の覚醒中のわたし
手術前は不安と恐怖ばかりでしたが、思い返してみると「喉元過ぎれば・・・」でして、術後の恐怖感などは一切残っておりません。
むしろ手術直後の2日間、ベッドから降りられずにいた不自由感の方が記憶として大きいです。
ベッドから降りてリハビリが始まるのですが、また別記事にてご紹介いたしますね!!
→次回の記事で、術後3日後以降の入院生活とリハビリについてを解説していますよ
術後5年が経過した2024年現在の状況については
→【5周年記念】人工股関節置換術を受けてから無事5年が経過しましたにてご紹介しています。
入院をする際に準備しておくと本当に便利なアイテムを5点ご紹介しています