【必須の15選】人工股関節の入院中に必要なもの【経験者おすすめ】
著者の経歴
- 指定難病『特発性大腿骨頭壊死症』で、2019年に左側人工股関節全置換術を受けるために2週間の入院
- 退院後すぐに術後創部感染症で3週間の再入院
- 人工股関節の入院中に必要なものが知りたい!
- 必須ではないけど入院中にあると便利なものは?
- 臆病でビビリな私が術後5年経過した今、楽しく過ごしていること
人工股関節での入院期間中には様々なものが必要になってきます。
病院でもらう【入院中に必要なもの】がわかる資料をもらってからだと、必要なものを揃えるのに時間と労力がかかってしまいます。
特に入院前のツラい股関節痛がある中で揃えるのは、非常にしんどいものがあります・・・。
そこでこの記事では、『人工股関節の入院に必要なもの15選』と『必須ではないけどあると非常に便利なもの』をご紹介します。
この記事では『私自身が実際に入院中に使っていたもの』を一覧にしました。参考にして準備を進めれば人工股関節の入院中に必要なものが必要最低限で揃うはずですよ!
▼必須なもの以外にも、あると便利なものもご紹介しています。
→【厳選5選】「人工股関節」の手術で入院する際に準備しておくと便利なもの
▼日常の買い物に出かけるのが辛い場合の便利なサービスです
→【経験者おすすめ】股関節痛で生活が不自由になった時に助けられた宅配サービス
人工股関節の入院中に必要なもの
必須で準備すべきものを一覧にしてみました。入院する病院に売店がある場合は入院してからでも買えますが、可能な限り準備しておくことをおすすめしますよ。
自宅にあるもの、Amazonや楽天などの通販サイトで揃えられるものがほとんどです。
入院中はベッド→リハビリ→病室での生活と様々。場面ごとに色々なものが必要になります。
→経験者が語ります!【人工股関節置換術】手術後の入院生活はこんな感じ
1:洗面用具
- タオル(フェイスタオル・バスタオル)
- 石鹸(ボディシャンプーなど)
- 歯磨きセット
- 髭剃り
などです。あなたが普段使用しているものでOKですよ。
こちらは病院によると思いますが、術後しばらくは術部の消毒を行うため入浴ができません。数日間は定期的に消毒が行われて、看護師さんがベッド上で体を拭いてくれます。
手術跡に問題がなければ、入浴ができるようになりますよ。
2:食器類
▼ほんの一例になると思いますが、私の入院中の食事です。
マグカップ
私が入院した病院では、食事の配膳と同時にお茶も入れてもらえました。食事の時に飲みきれないこともあるので、フタ付きのマグカップがあると便利でしたよ!
箸・スプーン・フォーク
食事の内容によって使用する食器が変わります。箸・スプーン・フォークがあれば問題ないですよ!
3:衣類
- 部屋着・リハビリ用の動きやすい服
- パジャマ
- 下着
などです。特に大きな決まりはないと思うのですが、リハビリ中は動きやすい服装にしましょう!
ベッドから降りて行動が自由になったら洗濯機なども使えるようになります。
病室は空調が効いていますが、冬場は上から羽織るもの。夏場は風通しの良い素材の服がおすすめです!
4:浴衣
手術前後に着用します。特に術後のベッド上の生活では入浴ができないため「清拭」になります。そのため脱ぎ着がしやすい浴衣が必要になります。
パジャマを着る場合は前開きタイプのものがいいですよ! ※入院する病院のスケジュールによる
私が入院した病院ではレンタル業者さんが常駐されており、タオルや洗面用具・食器など入院中に必要なもののほとんどがレンタルできました。入院する病院にあらかじめ問い合わせておくといいでしょう。
病院によってはレンタルサービスもありますので「わざわざ買うのはちょっと・・・」という方にはおすすめですよ!
5:T字帯
手術前後に使います。病院に売店がある場合はそちらでも購入できますが、事前に購入しておいてもいいと思いますよ!
※2〜3枚必要になると思いますが、病院によって指定の枚数が違ってくると思います。
6:ティッシュペーパー
リハビリに時に携帯するポケットティッシュを2個くらいと、ベッドサイドに箱ティッシュがあると使う場面が意外と多いですよ。
7:飲み口が曲がるストロー・ストロー付きマグ
ベッドサイドに置いて利用するのですが、手術直後などで起き上がれない場合などに便利です。寝たまま飲んでもこぼれないタイプのものがいいですよ!
ちなみに、私が長年愛用しているストロー付きのタンブラーはコチラの記事でご紹介しています。
8:リハビリ用の靴
リハビリが始まると歩く練習もするので、動きやすい上履きタイプのものがおすすめです。私はマジックテープが付いているものを使用していたのですが、脱ぎ履きしやすくておすすめですよ!
▼レディースタイプ
▼男女兼用
9:常備薬・お薬手帳
常備薬がある場合は、お薬手帳とセットで準備しておきましょう。
というのも、入院時に痛み止めなどの服用が始まります。あなたがいつも服用している薬との飲み合わせもありますので、常備薬とお薬手帳の持参をするといいですよ!
塗り薬などがある場合も、主治医に申告しましょう!
10:筆記用具
入院時には承諾書へのサインなど書類を書く場面があるので、筆記用具も準備しておきましょう。ボールペンでOKです。
またリハビリの予定などでメモを取ったり、ちょっとしたことを記録しておくのにメモ帳があると便利ですよ。
11:印鑑
筆記用具で説明しましたが、承諾書の記入時などに捺印が必要になる場合もあります。認印でかまわないので印鑑をひとつ準備しておきましょう!
100均に売っているものでOKです。
12:イヤホン
大部屋の場合、テレビを観る時やタブレットなどで動画を観たりするときにはイヤホンが必要です。
今は100均でも手に入りますので、準備しておきましょう!
13:卓上時計
手術が終わるとリハビリなどの予定表が出ます。約束の時間が決められて時計を見ながら行動するのですが、病室内に時計がないこともあります。
いつでも時間を確認できるようにベッドサイドに卓上時計を準備しましょう。
秒針がカチカチ鳴らないものや、デジタル時計がいいですよ!
14:小銭・小銭入れ
- テレビカードの購入
- 洗濯機・乾燥機の使用
- 自販機で飲料の購入
小銭を使う場面があります。必要最低限でいいので、小銭を持っておきましょう。
15:杖
ふだん使っている杖があれば、それでOKです。
術後、病院内では車イスでの移動になります。また、リハビリの進捗状況によっては車イスから杖での移動がOKになったりもします。
持っていない方は1つ持っていてもいいかなと思いますよ!
高さ調整ができるものがおすすめです。自分に合う高さを理学療法士さんに聞いて調整してもらうといいですよ!
▼折りたためるタイプの杖
▼折りたたまないタイプ
▼肘を当ててグリップを握らないタイプ
必須ではないけどあると便利な5選
→【厳選5選】「人工股関節」の手術で入院する際に準備しておくと便利なもの
入院生活に必須ではないのですが、かなりの頻度で使っていたものがありました。こちらも一覧にしました。
- スマホ・タブレット・パソコン
- スマホスタンド
- ポケットWi-Fi
- マジックハンド
- 普段使っている枕
必須ではないとはいえ、私の場合はこちらの5点がかなり入院生活を豊かにしてくれましたよ!
スマホ・タブレット・パソコン
手術後のベッド上の生活、リハビリがない時間はやることがなくなります。読書などの習慣がない方は、動画視聴ができるツールがあると時間を持て余さずに済みますよ。
スマホ・タブレットスタンド
動画視聴などをする際に手で持っていると疲れます。ホルダーやスタンドがあるとものすごく便利ですよ!
『【厳選5選】「人工股関節」の手術で入院する際に準備しておくと便利なもの』でおすすめ商品をご紹介していますよ!
ポケットWi-Fi
動画視聴などをしていると、あっという間にギガ数を消耗してしまいます。使い放題のプランの方は大丈夫かと思いますが、制限のある方はポケットWi-Fiを持って入院することをおすすめします!
契約縛りのないタイプのポケットWi-Fiもありますので、面倒な契約が嫌だという方は契約や月額費用がかからないタイプのポケットWi-Fiがおすすめです。
マジックハンド
グリップを握るとガチャガチャと色々なものを挟んでくれるアレです。冗談かと思うかもですが、けっこうな頻度で使います!
術後の行動制限があるときはベッドから降りられません。スマホなどを下に落としてしまったときは看護師さんを呼ぶことになるのですが、看護師さんの仕事を増やしてしまいます。それになんといっても、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
騙されたと思って準備しておくことを強くおすすめしますよ!
普段使っている枕
「どこでもどんな環境でもぐっすり眠れる!」いう方はもしかしたら必要ないかもしれません。
あくまで私の場合だったのですが、手術前日に入院してから寝つきが悪くなってしまいました。
環境が変わるうえに術前術後の不安などもあったりするので、少しでも使い慣れたものが近くにあるとリラックスできますよ。
私は妻に頼んで自宅から枕を持ってきてもらいました・・・。
もう一度、一覧を載せておきますね!
臆病でビビリな私が術後5年経過した今、楽しく過ごしています!
いま入院の準備を進めている段階で、辛い股関節の痛みを抱えながら不安な日々を過ごしているかと思います。その不安は、本当に痛いほどわかります。
というのも今このようにブログで発信をしていますが、私はかなり臆病でビビりな性格。今のあなたと同じように1日1日を過ごすことが精一杯で、手術に向けても不安でいっぱいでした。
- 大好きな野球ができなくなりました
- 友人たちに会う気力が失われました
- 18年間続けていた仕事を辞めました
- 家族にたくさん心配をかけました
何もかもが不安でしたし、目の前に起こること全てに対して臆病になっていました。
ですが、術後5年経過した今は心身ともに立ち直って社会復帰ができています。大切な友人たちとも定期的に会って楽しい時間を共有しています。
新しい仕事にも就いて、偉そうにブログ発信まで出来るようになりました。
「絶対大丈夫だから!」みたいな身勝手な生ぬるい事はお伝えするつもりはありませんが
私みたいなビビリな臆病者でも、手術を受けて5年経過した今それなりに楽しく充実した毎日を過ごせていますよ!
ということだけは胸を張って言えますよ!
「あぁ・・・こんな奴もいるんだな」みたいな感じで、頭の隅に置きながら手術までの毎日をお過ごしただけたらと思います。
私自身の人工股関節の体験の記事で手術当日の様子や、入院中や術後の生活の様子をご紹介しています。