【3ヶ月後】人工股関節の手術後、すぐに次の壁がやってきた【右脚の痛み】
前回の記事【2度の手術】人工股関節の術後、術創部感染症で再入院・再手術になった話でけっこう大変な思いをしたお話をしました。
今回は2度目の手術後に退院してから、どのように生活していたのかをお話をしたいと思います。
人工股関節の手術を受けるにあたり、前職を退職しました。
今回の記事は、手術後のリハビリから再就職を目指すまでの期間の内容です。
こんにちは、この記事の著者のタカシー→です。
特発性大腿骨頭壊死症を発症して左脚の人工股関節置換術を受けて5年が経過しました。
当時を振り返りながら、5年経過した現在どういった生活をしてどのようなメンタルでいるのかをブログで発信しています。
- これから人工股関節の手術を受ける予定の方
- 人工股関節の手術を勧められているんだけど不安がいっぱい。手術経験者のリアルな声を聞いてみたい
こういった方には参考になるかと思います。
人工股関節の術後の効果には個人差があるそうですので
「こんな人もいるんだなぁ・・・」
くらいの感覚で読んでみてくださいね( ´ ▽ ` )
術後直後は幸福感が高かったです
最初の入院から足掛け2ヶ月、今までの痛みが嘘のようにゼロになりスタスタ歩けるようになりました。
辛かった期間に身近にあった日常に、少しずつ変化が現れました。
- 持っていた杖が必要なくなる
- 行きたくてもなかなか行けなかった場所に行けるようになる
- 「脚どうしたの?大丈夫?」と言われなくなる
それぞれの変化について振り返ってみます。
持っていた杖が必要なくなる
出かける時の必需品“杖”が必要なくなりました。
財布・スマホ・カギ・杖
4点セットから“杖”が除外されました。
ですが退院後に杖なしで街を歩く際、まわりのスピードが異常に早く感じられて怖かったです。
行きたくてもなかなか行けなかった場所に行けるようになる
家族で某テーマパークに行きたかったんですよね。子供たちが行きたがっていたし。
でも杖があっても1日歩き続けるのはしんどい・・・。
焦る気持ちがありましたが妻は「手術して歩けるようになったら行こう!!」と言ってくれていました。
退院後に無事、家族で行くことができましたよ!
それ以外にも、諦めていた長い距離を歩くお出かけにも行けるようになりました。
「脚どうしたの?大丈夫?」と言われなくなる
手術前は脚を引きずって歩いており、酷いと立ち止まって歩けなくなっていました。
決まって「脚どうしたの?大丈夫?」と聞かれていましたが、これがけっこうなストレスになっていました・・・。
「大丈夫じゃないよ💦こんなに脚を引きずってるんだから大丈夫なわけないでしょ・・・」
と言いたくなってしまいます・・・。
手術後はこれがなくなり、ストレスなく歩けることに本当に幸せを感じました。
ですが、その時間もかなり短い間だけでした。。
案外早かった。手術をしていない右脚の痛みが始まる
ストレスなく歩く幸せな時間は、あっという間のものでした。
最初の入院から3ヶ月を過ぎた頃、調子良く歩いていると人工股関節になっていない右脚の鼠蹊部がどうも疼く。
「ウソ・・・。いや気のせいだなきっと」
気のせいじゃなかった
ところが、無情にも気のせいではなかったんですよね。
歩くたびに右脚の鼠蹊部が疼くようになってきました。
受け入れたくはないけど、左脚が痛み始めた初期段階と同じ症状だ・・・。
これはなんともいえない絶望感でした。
「再就職の前に痛み始めた右脚をどうにかしないと・・・」という局面に立ちます。
手術をせずにどうにかしたい
人工股関節の手術後に感染症になり再入院・再手術がありました。
全てが落ち着くまでに1ヶ月以上の日数が経っていましたので、もう1度手術をするとなると、少なく見積もっても1ヶ月以上はかかる。
ということは、再就職どころじゃなくなってきてしまったので、痛みをどうにかすることに専念することにしました。
この段階で手術以外に何かいい手段はないのだろうか・・・?と考えるようになりました。
自分にあった治療院との出会いと保存療法
とにかくググりまくりました。
【股関節 整体】/【股関節 手術しない】/【股関節 名医】
たぶんこんな感じだったかと笑
すると出てくる出てくる、ものすごい情報量です。
その中で興味のある治療院を見つけて受診することにしました。
保存療法の始まり
結果その治療院はすごく自分に合っており、即手術をしなくてもなんとかなるかも!!という希望の光がほんのわずかですが見えました。
時間はかかるかもしれないけど、とりあえずこちらの治療院に通ってみようと決意しました。
▼ちなみに時系列をまとめるとこんな感じ
- 開始直後→「なんか良さそうだから続けてみようかな」
- 半年後→「少しは痛みが和らいできたかも・・・」
- 1年後→少し和らいだ痛みが、それ以上良くならない
- 2年後→1年後からずっと同じ状況
- 3年後→1日のうちで、痛くてしんどい時間が短くなってくる
- 4年後→痛みのMAX値が明らかに下がっていて、楽な時間が長い
- 5年後←今ここでして、明らかに痛みが和らいでいます!
上記の【開始直後】で再就職を決意しました。
自宅でのセルフケア
詳細は割愛しますが、治療院ではガッチリ施術をしてもらい自宅でのセルフケアを指導してもらえました。
保存療法を開始してから5年経過したいま、私の中の手術という選択肢はなくなっています。
※手術という選択肢を絶対的な悪!!という気持ちは全くありません。実際に手術でかなり救われた身ですので。
まとめ:いま出来ることをやりつつ、前に進んでいきます!
手術後5年経過した今、痛みや不快感からくるストレスはゼロではありません。
ありませんが、確実に前には進めています!
おはようございます☀️片足の人工股関節の手術を受けた際
— taka-sea (@tiba_shang) April 1, 2024
「近い将来に痛みのあるもう片方の手術もするようになるかも」
と言われましたが、保存療法でなんとかなっちゃっています。
というかむしろ、かなりいい感じになってきています😊#人工股関節 #変形性股関節症 #大腿骨頭壊死症
手術という選択肢を頭の片隅に置いておくだけで、色々なことに挑戦できているのが現状です。
挑戦してみた結果、わずかな一歩でも進めるとメンタルも保てますし自信と確信が大きくなっていきます。
現在股関節の痛みで苦しんでいる方に「こんな経験をしている人がいるんだ・・・」という感じで捉えていただけたら嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。これからも少しずつですが人工股関節の手術の経験者からの目線で色々と発信していこうと思います。
※補足:こういった内容の記事ですと「手術をしない方がいい」とか「保存療法でなんとかなっちゃいますよ」というふうに感じる方がいらっしゃるかもですが、私がお伝えしたいのはそれが本質ではありません。あくまでも「わたし自身が3度目の手術を回避したいためにあれこれ試していますよ」ということをお伝えしている内容です。