【2度の手術】人工股関節の術後、術創部感染症で再入院・再手術になった話
というわけで、人工股関節の手術について当時を振り返っているのですが
今回は術後の創部感染症についての内容です。
下記のとおりSNSで発信してみたところ、人工股関節の手術のご経験者やこれから手術を予定されている方などさまざま。
術後の感染症について心配されている方が思っていた以上にいらっしゃいました。
もう5年前になりますが、人工股関節の術後、2週間の入院・リハビリを経て退院しました。ですが約3週間後に病院に後戻りとなりました。そこから3週間の入院です・・・。理由は感染症でした😭今は完治しましたが、なかなか壮絶な入院アゲインでした😆 #人工股関節 #変形性股関節症 #大腿骨頭壊死症
— taka-sea (@tiba_shang) April 3, 2024
この記事では著者である私が、5年前の人工股関節の術後に実際に経験した創部感染症について経験談を書きますね。
かなりリアルに当時の様子を書いていますので、これから人工股関節の手術を控えていて感染症について気になっている方や心配をされている方にとって、参考になったら嬉しいと思っています。
最後まで読んで参考にしてみてください。
→人工股関節置換術の手術当日の様子についてはコチラからどうぞ
→人工股関節手術後5年が経過した今の心境についてはコチラです
→「人工股関節」の手術で入院する際に準備しておくと便利なものをコチラにまとめてみました
人工股関節の術後、術創部感染症で再入院・再手術になったはなし
というわけで、今回は左側人工股関節置換術の術後の創部感染症になったお話です。
手術前に主治医からは下記のような説明は受けていました。
術後に起こる合併症として、感染症になる可能性はゼロではないですよ
なので、手術で切るお尻の周辺は良い皮膚の状態でいましょうね
主治医から話を聞いた感覚だと、感染症になるのはごく稀とのことなのでほとんど心配はしていませんでした。
ですが、見事に「ごく稀」を引き当ててしまったんですよね。
宝くじや当たり付きのアイスは全然当たらないのに・・・。
最初に出た症状
私が入院した病院は術後の外来リハビリはなく、2週間の入院中にリハビリを完了させて退院をするプランでした。
順調にリハビリが進み、予定より1日早い退院になりました。
ですが、退院して2週間ほどが経過したころ
「なんか手術跡周辺が突っ張った感じがする・・・」
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「あれ?なんか腫れてない?」
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手術跡の周辺が赤く腫れて、痛みが出てきて横を向いて寝られない
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なんかダルい・・・と思ったら39℃近い発熱
「どうも傷口と関係がありそうだから、診てもらおう・・・」
※ちなみに私の場合は後方アプローチでの手術でしたので、傷口はお尻付近になります。
というわけで、主治医に診てもらうため外来を受診しました。
3週間ぶりの入院
まだなんとも言えないけど、熱もあることだし1日入院しましょうか
予想外の展開だったためかなり動揺しましたが、心配だったため入院させてもらうことに。
ちなみに、この時には手術跡の周辺は真っ赤になりパンパンの状態でした。
柔らかいベッドの上でも、傷口側を下にすると痛くて仕方がなかったです。
待っていましたと言わんばかりに、つい3週間前まで入院していた同じ病室の同じベッド・・・。なんか準備されていたみたいな感覚。
急な展開で、頭の中がフワフワした状態での入院となりました。
入院2日目の朝 ※ここからグロい表現が含まれます。苦手な方は読まないでください。
1度目の入院の初日同様、ほとんど眠れずに翌朝になりました。
相変わらず傷口が痛いし身体がダルい。
ボーッとしたまま起き上がり、用を足しにお手洗いに行き便座に座っていたら
「ポタ・・・ポタ・・・ポタポタ・・・」
なんだこの音?と思ったら、私から出ている音でした。
傷口から膿が出てきている!!
急いで病室に戻ってナースコールをしました。
どうしましたー!?
「すみません!なんか!出てきちゃって!!・・・ちょっと診てもらいたいです!!」
多分こんな感じで、動揺しすぎて語彙力がひどかったと思います汗
緊急手術
今日の午後、1回開いて中を観てみます
それで洗浄して・・・
そして〜〜〜だったら・・・になって
・・・
自分の身に何が起きたのか。さっぱり理解できませんでした。
“開く”って何?洗浄?ちゃんと毎日お風呂は入っているけど・・・。
その後、創部感染症になっていることを受け入れるまでにたいした時間はかかりませんでした。
午後に緊急手術になりました
・傷口を1度開いて、膿がどの程度広がっているかの確認
・膿が広がっていた部分の洗浄
結果、筋膜の中まではダメージはなく人工股関節までは到達しておらず、最悪なパターンの人工股関節の入れ替えまではいたりませんでした。
ひたすら点滴
最悪なパターンの人工股関節の入れ替えがなくなってホッとしましたが、ここからはひたすら点滴でした。
ばい菌をやっつける点滴をひたすら続ける→血液検査にて数値の変化を見る→ひたすら点滴→血液検査→点滴の回数が減る→点滴から投薬に変わる→血液検査。
これの繰り返しで約3週間の入院となりました。人工股関節の手術の時より長い入院。
そもそも、なぜ創部感染症になってしまったのかというと、アトピー体質であったことが原因だったようです。
術後に起こる合併症として、感染症になる可能性はゼロではないですよ
なので、手術で切るお尻の周辺は良い皮膚の状態でいましょうね
⬆︎⬆︎⬆︎
しっかり伏線回収された感じと言っていいのでしょうか・・・。
術後に傷口付近を掻いてしまい、ばい菌が入ってしまったのだそうです・・・。
再手術後5年経過した今どうなっているのか?
というわけで、アトピー体質が原因で術後の創部感染症になってしまったお話でした。
再手術後5年経過した今
5年経過した今はどうかというと、その後は再度感染症になることなく過ごしています。
皮膚の状態にもよるのでしょうが、特に大きな変化もなく傷口自体もかなり目立たなくなってきています。
おはようございます☀️片足の人工股関節の手術を受けた際
— taka-sea (@tiba_shang) April 1, 2024
「近い将来に痛みのあるもう片方の手術もするようになるかも」
と言われましたが、保存療法でなんとかなっちゃっています。
というかむしろ、かなりいい感じになってきています😊#人工股関節 #変形性股関節症 #大腿骨頭壊死症
通院について
通院は基本1年に1度です。
・人工股関節の状態は問題ないか
・手術をしていない片脚の具合はどうか
この2点だけ確認してもらっています。
あとは、手術をしていない脚の手術回避をすべく治療院に通って保存療法を進めており、かなりいい感じになってきているところです。
まとめ:色々あったけど、いま充実しているのでOKとしています
手術後、1ヶ月もしないうちに感染症になり再手術になりましたが、5年経過した現在は手術の傷も目立たなくなっています。
再手術になった心の方の傷もなく、今こうしてブログ記事で発信もできていますよ♪
SNSで同じ手術をされた方、同じ難病の方と繋がることができています。
色々な方のリアルな考え方や気持ちを聞けることで、私のメンタルもかなり救われているのが現状です。
これから手術を控えている方、術後の感染症の不安がある方に少しでも参考になったらいいなと思い、この記事を書きました。
実際に感染症を経験してどのようなことが身の回りで起こったのかを、ご紹介してみました。
終わりです。